難消化性デキストリンとは?期待される効果と一日に必要な摂取量

「トクホ(特定保健用食品)」や「機能性表示食品」の原材料としてよく使われている「難消化性デキストリン」。

パッケージの成分表示などを見て、どんなものか気になっている方も多いのではないでしょうか?

難消化性デキストリンについて、期待される効果と一日に必要な摂取量を、わかりやすくまとめました。

難消化性デキストリンとは?

「難消化性デキストリン」とは、トウモロコシ由来の食物繊維のことです。

デキストリンって響きが化学っぽい感じがしますが(私だけ?)、天然由来の成分なんですね。

トウモロコシのでんぷんを加熱して、アミラーゼという消化酵素で加水分解すると、食物繊維が分解されずに残ります。

その残った食物繊維が、「難消化性デキストリン」です。

食物繊維には、水に溶けるものと溶けないものがありますが、難消化性デキストリンは水溶性食物繊維。

水に溶けやすく、色もなく、ほぼ無味無臭なので、様々な食品に添加しやすいのが特徴。

お茶やコーラ、ノンアルビールにまで「トクホ」が広がっていますが、そのほとんどに難消化性デキストリンが使われています。

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難消化性デキストリンは、1988年に日本で発見・命名されました。

発見したのは、松谷化学工業という食品用の加工でんぷんなどを製造・販売しているメーカーです。

難消化性デキストリンは、1992年に特定保健用食品素材に認証されました。

食品に使われている難消化性デキストリンは、ほぼ全て松谷化学工業から供給されていると言われています。

また、松谷化学工業も、「パインファイバーW」という難消化性デキストリンをそのまま摂取できる商品を販売しています。

難消化性デキストリンを効率よく摂取するなら、「パインファイバーW」が一番良いかもしれませんね。

難消化性デキストリンに期待される効果

難消化性デキストリンは、名前の通り消化されにくい成分です。

そのため、体内にはほとんど吸収されませんが、ビフィズス菌など善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善に役立ちます。

難消化性デキストリンが便秘解消やダイエットに良いと言われるのは、整腸作用があるからなんですね。

トクホや機能性表示食品のパッケージに、「脂肪と糖の吸収を抑える」と表示されているものがありますよね。

これは、難消化性デキストリンによる効果です。

難消化性デキストリンを一緒に摂ると、脂肪と糖の吸収スピードが遅くなり、中性脂肪や血糖値を抑える効果が報告されています。

トクホは、国が安全性と機能性を審査してOKを出した食品です。

難消化性デキストリンの効果は、国も認めているんですね。

その他には、内臓脂肪とコレステロールを減らす効果と、ミネラルの吸収を促進する作用も確認されています。

難消化性デキストリンは、あらゆる生活習慣病の予防に役立つ万能成分なんです!

一日に必要な難消化性デキストリンの摂取量

食物繊維の一日に必要な摂取量は、厚生労働省によって基準が定められています。(出典:厚生労働省|日本人の食事摂取基準

難消化性デキストリンとしての基準はありませんが、効果を実感できる摂取量の目安というのがあります

消費者庁の「特定保健用食品(規格基準型)制度における規格基準」によると、

腸内環境の改善には3~8g、糖の吸収を抑えるには4~6g、脂肪の吸収を抑えるには5gが、難消化性デキストリンの一日の摂取量目安です。

例えば、トクホの「コカ・コーラ プラス」は、1本で5gの難消化性デキストリンを含んでいます。

難消化性デキストリンの効果を実感するには、「コカ・コーラ プラス」を1日1本飲むのが目安となります。

難消化性デキストリンは、摂り過ぎても特に問題はないようですが、人によってはお腹がゆるくなることもあるそうです。

難消化性デキストリンばかりを求めるのではなく、色んな栄養素をバランス良く摂るのが一番ですね。

まとめ

腸内環境を改善する効果や、中性脂肪や血糖値を抑える効果など、様々な効果を期待できる難消化性デキストリン。

今ではお茶やコーラなどの身近な飲み物や、ノンアルビールでも手軽に摂取することができます。

ただ、トクホの飲料は、難消化性デキストリンは摂れても、他の栄養成分がほとんどありません。

そのため、難消化性デキストリンの他にも、様々な栄養素を一緒に摂ることができる「青汁」をおすすめしています。

1日あたり100円ぐらいで続けられる青汁もありますので、トクホのコーラを買うのと変わらないですよね。

便秘解消や生活習慣病の予防など、健康に気をつかいたい方はぜひ、青汁を始めてみてください!