お墓ディレクターってどんな資格?仕事内容は?

英検や漢検、TOEIC、MOS、危険物、いろいろな資格がありますよね。
学生の時に取得したり、就職で必要になったり・・・。

私は転職先で、「お墓ディレクター2級」という資格を取りました。
「え?お墓?」、「ディレクター?お墓の?」って返しを頂く事がほとんどですね。
あまり聞いた事がないってことで興味を持って下さったりするので、「インパクトがあるのかな?」と自己紹介の時などに話して会話につなげていったりできる持ちネタ状態になっています。
持ちネタ状態というと不謹慎だと思われるかもしれませんが、会話の種になると思っているだけで、真剣に取り組んでいたので馬鹿にしてるわけではありませんよ。

お墓って最後に入る場所、大きなお買い物、守り続けている大事な物だって事を学べた貴重な期間でした。
まだまだ先の事って考えていたけど、奥が深くて面白いんですよお墓って。
でも、必要にならないと知らない知識ですよね?いざ自分にかかわってくると不安に思いませんか?

そんな不安やお悩みの相談にお答えする知識を勉強した人が取れる資格、それがお墓ディレクターなんです。

お墓ディレクターとは?

お墓ディレクターは、一般社団法人の日本石材産業協会が認定する資格です。
1級と2級があり、日本石材産業協会が主催するお墓ディレクター検定試験に合格する事で取得することが出来ます。
お墓に関する幅広い知識と教養を兼ね備えた人=お墓ディレクターの資格取得者になります。

お墓ディレクターの仕事内容は?どんな知識を持っているの?

仕事内容

仕事の内容は、資格をお持ちの方の雇用形態で変わると思います。

色んな職種の方が受験していて、在籍する部署がどこかによっても違うからです。
石材店の営業職の方が受験されて資格を持っている場合や、墓地・霊園にお勤めの方が取得されている場合もあります。
人が亡くなられたときに必要になる、関わらなければならない場所で働く人が持っていると思っていただけると解りやすいかなと思います。

人が亡くなる=葬儀をしなけれなばならない=葬儀場
葬儀が終わらば遺骨を預ける場所を考えなければならない=墓地・霊園
お位牌を置くために仏壇を購入する=仏具店

軽く挙げるだけでも、このくらいあります。
でも、どの場所に勤務しているお墓ディレクターでも共通の仕事内容があります。
それは「お客様のご相談にのること、解らない事に対して知っている知識で回答すること」です。

知識の証明で、相談されたことに対して答える事が出来る資格であって、特別にこの仕事をするって物ではありませんでした。
人生を終えて最後に入る場所、大きなお買い物になるお墓に対する不安や悩みを解消する仕事だと思っています。
お墓ディレクター=お墓のお悩み相談員と思っていただけたらと思います。

私の場合は霊園に併設している石材店、墓石を取り扱っている場所で事務員として入社しました。
基本的な職務内容は、請求書や見積書の作成、お墓に入る方が増えると名前を刻まないといけないので、その彫刻の原稿の作成や銀行回りやお茶くみが主でした。
50代以上の方々が働いている場所で、誰も受験したがらなかったそうで、取得しているとお店としても信頼が上がるので取得してほしいと社長に言われたのが受験のきっかけです。
入社して1カ月たつか経たないかの時に声をかけられ、質問や相談を受ける販売員やテレフォンオペレーターを経験してきたので、お墓に関する知識がまるでなかったので丸腰より心強い!とそんな気持ちでした。

資格取得者がどこに勤務しているかで変るので、細かい仕事内容はこうだ!と断定はむずかしいのかなと思います。

どんな知識を持っているか

お墓ディレクターは、お墓の種類や形状、歴史や文化、石材の種類や加工法、墓地、埋葬に関する法律、供養に関する知識などの知識を勉強した人が取得できる資格です。

例えば、「就職で故郷を離れた、お墓を受け継いだけど、なかなか管理が出来ないのでお墓が近くにあれば・・・。」なんてケースも結構あります。
この場合は、「お墓のお引っ越し」って方法がある事をお墓ディレクターは知っています。

実はお墓の文字って「●●家之墓」だけではないんです。仏教にも宗派があるので、宗派の言葉を彫刻する場合もあります。
仏教はよく聞く事があると思いますが、仏教とは別に神道というものもあって、神道のお墓も存在します。
「仏教徒だと思っていたら、神道だったんだけど、どうしたらいいですか?」ってケースもありました。
宗派によって、お墓や線香のお作法も違ったりします。その違いについても学んでいます。

お亡くなりになられてから、お墓に入るまでの流れというのも勉強していますよ。
知識が多いのがお墓であって、「お墓の事だけ」ってわけでもなかったりします。

受験資格は?難易度は?受験方法や受験日は?

受験資格

2級の受験資格は、「実務経験は問わないが、お墓及びお墓の関連業に携わる者」
お墓のサイトをあげてる方でもOKみたいで、すぐに受けてる方も多いみたいでした。

1級の受験資格は、「実務経験3年以上の2級資格取得者」
実務経験と2級の資格が必要になってくるので、ちょっと入口が狭くなりますね。

難易度

2級の試験問題としては、お墓について全般的な知識が問われます。
石の石材に関する知識や宗教に関わる呼び名・定義問題などが出題されます。
お墓についての歴史や文化、そしてお墓や墓石についての基礎知識が求められます
2級はテキストの持ち込みOKで、正誤判定50問と多肢選択50問のマークシート方式なので、1級よりは緊張せずに受けられます。

1級は、正誤判定30問と多肢選択20問に加えて記述式の試験問題が出題されます。
試験問題は2級と同様のテキスト「お墓の教科書」から出題されますが、1級だからといって新たな教材が必要なわけではありません。
2級に比べて専門的知識が問われ試験の難易度としては高いです。
仏教の宗派の種類など概要的な知識が問われていましたが、1級は宗派の違いや正確な名称、定義理解などの細かい専門的な知識が要求されます。
暗記をして答えられる方で実務も経験されているので、スペシャリストですね。

受験方法は?

受験を希望する方は、日本石材協会のホームページから、受検申し込み書をダウンロード・印刷し、必要事項を記入します。
そして、FAXでの受検要項の送付を依頼します。
受験要項が届いたら、受検に関わる必要事項を記載し、郵送で出願を行います。

受験料は、1級2級ともに30,500円、日本石材協会の会員の方は18,500円になります。

受験日は

次回の検定試験日は2020年1月22日水曜日です。
受験地は、札幌・仙台・東京・大阪・福岡の全国5会場で開催されます。

勉強方法は?参考書や問題集はどこで買うの?、資格者数はどのくらい?

 

参考書と問題集、勉強方法について

お墓ディレクターの検定に関する書籍は、日本石材教会のホームページから注文書をダウンロードしてFAXから申し込んで購入する事が出来ます。

検定の問題は検定用テキスト「お墓の教科書」から出題さるので、「お墓の教科書」は必ず必要になります。
検定の過去問題集も発売されているので、過去問題集を解いて、出題されることが多い物を把握して、テキストにふせんを貼って行きました。
2級はテキスト持ち込みOKなので、制限時間以内に正解を探し出せる力があれば受かります。
そういわれて受験して合格した私が言うので、大丈夫だと思います(笑)
もちろん、毎日過去問題集を解いて、良く出る問題は暗記もして挑みました。

1級に関しては、受験した事がないのでくわしくはお話しできませんが、2級と同じく「お墓の教科書」から出題されます。
テキストの持ち込みが出来ないので、かなりの暗記が必要になるので勉強時間もかなり必要になるかと思います。

資格者数は何人いるか

2019年現在のお墓ディレクター2級取得者は4,273名、1級取得者は743名で合計5016名が居ます。
福岡在住の私は70名居る2級取得者の一人って事みたいです。
ホームページから都道府県別に合格者数も紹介されているので、気になった方は調べてみるのも楽しいかなと思います。

お墓ディレクターのいる石材店のほうがいいの?

いるほうがいいのか、いないくてもいいのか
これについては、資格がなくても実務経験で知識を積んできた先輩方もいらっしゃるので、なんとも言えない部分があります。

でも、それって話してみないと解らないから不安だなって方がいらっしゃると思います。
不安なくお店に飛び込みたい!って方にはおススメなのはお墓ディレクターがいるお店ですね。
資格取得者が居ます!って旗をだしてるお店もあるので道路から見ても解る場合もあります。
お店の中を見渡して賞状が飾ってあったり、資格取得者に発行されるカードを首からかけてたりもします。
合格者が所属している石材店がホームページで見る事が出来るので、調べてそのお店に相談にいくなどの方法で話す機会は作れます。
目に見える安心感、知識を確認できる手段のひとつになるので安心出来るかと思います。
大きな買い物をするうえでの安心する材料の1つと思う方にとっては基準になるかなと。

お墓ディレクター以外の墓石・葬儀関連の資格

私は石材店に勤務していましたので、お墓ディレクターをすすめられて取得しましたが、終活のお手伝いをする職業の方は、こんな資格を持っていたりします。

  1. 葬祭ディレクター
  2. 葬祭業界に働く人に必要な知識や技能のレベルを審査し、認定する制度。
    葬祭業界で働く人々の、より一層の知識・技能の向上と社会的地位の向上を目的としている。

  3. 仏事コーディネーター
  4. 仏教と仏壇仏具、「仏事」に関する豊富な知識を持った人が取得できる資格。
    仏事コーディネーター資格審査協会が仏事に関する豊富な知識をもった実務経験者を講習と試験により審査し、その能力を証明するもの。
    2004年からスタートした民間資格です。

お墓に関する疑問や不安な時はお墓ディレクターにご相談を

お墓ディレクターの資格を取得して、「何か得はあった?」と聞かれたら、お給料が上がったとかはありませんでした。
検定にかかった費用は会社が出してくれましたし、その事に関して不満は特にありません。
お墓など終活を考える事とは無縁と思っていた20代前半だったので、知識をつけて少し自信が持てた事が良かったです。
販売員やテレフォンオペレーターを経験してきたので、質問されたことにちゃんと受け答えできない事がたまらなく嫌でした。
「お金を使うことに納得できない状態にさせる。」、これが私にとってストレスだからです。
「知識は武器になる」、「知識は自信になる。」勉強して取得をしたことは終活業界が未経験だった私のお守り的な存在でした。
未経験、無知のままの状態にならずにすんで、ちゃんと受け答えが出来るようになって自分的には満足でした。

私は2級でしたし、基本的には事務を担当していました。
これだけ聞いたら、頼りなく思われたりもするかな?と思っています。
社長・営業・事務員の私と3人の少人数の会社で、社長と営業の方は外回りに行くので事務所には私だけでした。
墓石に彫刻する文字の原稿作りや、お墓のCADを使って設計書を作る勉強もしました。
好奇心旺盛な方なので、お墓を組み立てる業者さんにもお話を聞くのが好き、同じ事務所で働いているお寺の方とも話したりして少しずつ知識をつけたりしていました。
日常業務でも窓口を訪ねてくる方のご相談にお答えしたりもしていたので、そこで得る知識もありました。
1級をお持ちの方より頼りなく思われてしまうかもしれませんが、業務で培った知識と調べながらになったとして不安に寄り添いお答えする努力を致しますので、2級取得者にもご相談頂けると嬉しいです。

「お墓を受け継いだけど、うすればいいか解らない」、「新しく自分でお墓や納骨堂を持ちたいけど、どうすればいいか解らない。」そんな時は身近にいるお墓ディレクターにご相談下さいね。

ABOUTこの記事をかいた人

Saki@美容×終活ライター

身長148cm / 足21cm / 夫は身長180cmの凸凹夫婦 / マイペースで大雑把 / ビジュアル系→古着系→ギャル系 / DIR EN GREY / 白猫プロジェクト / ゲーム配信 / コスメ好き / お墓ディレクター2級